SSIS |
Society of Semiconductor Industry Specialists |
半導体産業人協会 研修会・分科会 |
2011年3月5日更新 |
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2007年 | INDEX |
12月19日 | 12月度研修会速報New |
10月16日 | 10月度研修会速報 |
10月14日 | 12月度研修会 |
8月20日 | 10月度研修会 |
5月16日 | 5月度研修会速報 |
4月20日 | 4月度研修会速報 |
4月14日 | 5月度研修会 |
3月15日 | 3月度研修会速報 |
3月4日 | 4月度研修会 |
2月1日 | 3月度研修会 |
バックナンバ2001年〜2006年 |
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12月度研修会速報 | |||||||
2007年12月18日 | |||||||
研修委員会 | |||||||
12月度の研修会は東北大学 江刺 正喜教授(原子分子材料科学高等研究機構、マイクロマシニング研究教育センター・センター長)から「MEMSの現状と今後の展望」と題してご講演を頂きました。MEMSをテーマとした研修会は今回が始めてですが会員の皆様からご希望が多かったテーマに配慮してMEMS分野ではご高名の江刺 教授をお迎えして研修会開催の運びとなり会場はほぼ満席と多数の皆様にご出席頂きました。 江刺 教授は情報・家電、情報・通信、製造・検査、医療・バイオと多分野にわたるMEMS応用事例をご紹介頂きました。また特に産学連携での成果として江刺研究室は評価1位を占めたとのご紹介があり現在では約100社との共同研究サービスを提供されているとも伺いました。例えばTOKIMEC社による静電浮上回転ジャイロとマイクロタ多軸慣性計測システム、クラレによるカテーテルpH、PCO2センサ、新電元工業による携帯用PHセンサ、日本光電によるピロリ菌測定器、JTECTによる集積化容量型圧力センサ、キャノンアネルバによるダイアフラム真空計、日本信号による二次元光スキャナ、トヨタ自動車による振動ジャイロ、アドバンテストによるMEMSリレー、ケミトロニクスによる犠牲層ドライエッチャーなど多数の共同開発事例が紹介されました。 また集積化MEMSの事例として画像用赤外線イメージセンサー、プリンターヘッドのように集積回路と一体化が要請されるモノリシック集積型事例やSiP(System in Package)の事例が紹介されると同時にMEMSを構成するための加工温度条件の制約をクリアする技術開発事例についてもご説明がありました。また注目される事例として水晶発信機に変わるMEMSデバイスの実用化状況にも触れて頂きました。MEMS分野の事業規模は年率で約13%成長を遂げているとのことで半導体集積回路と並んで事業規模の拡大が進んでいることにも触れて頂きました。 |
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なおご講演の詳細は当協会機関紙Encoreに掲載される予定です。お楽しみにお待ち下さい。 今回のご講演で2007年度の研修会は終了しますが当協会設立10周年という記念すべき2008年度は更に充実した特別講演会、研修会開催に努力する所存です。会員皆様のご支援に深く感謝するとともに来年度も変わらぬご支援をお願い致します。 |
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10月度研修会速報 | |||||||
研修委員会 | |||||||
10月度の研修会はかねてご案内の通りルネサステクノロジ システムソリューション統括本部 SiP開発センタ長の赤沢 隆様による「広がるSiPの応用分野と最新設計製造技術」と題してご講演を頂きました。当日の講演会は久しぶりに茗荷谷の全林野会館での開催となりましたが会場はほぼ満席の盛会となりました。ご聴講頂いた会員を含む多数の方々には厚くお礼申しあげます。以下に赤沢 様のご講演要旨を紹介しましょう。 最初にプロモーションビデオでワンパッケージに統合されたデバイスイノーベーションとしてのSiPの特徴が紹介され、次いで以下の6項目に亘っての説明が行われました。 先ずシステムソリューションへのアプローチとして約30年の経緯が説明され機能集積化技術としてのSiPの特徴が指摘されました。赤沢 様は1999年からSiPの開発に従事され、その目的はデバイスを早く出荷することにあったと指摘されました。次いでシステムから見たSiPの必要性について説明されSiPの一貫設計という観点からSiPを前提としたSoCの設計が効率のよいSiP商品化を齎しているとも指摘された後、ルネサス テクノロジーでの製品適用事例としてディジタルカメラ用のSiPを2002年に商品化、以降は携帯電話をはじめとしてディジタルTV、DVD、CIS(Car Information System)、など多種類の商品にSiPを商品化されてきたと経緯を説明頂きました。SiPの設計に際しては平置き型かスタック型か、どこをSiP化するか、SiPを意識したSoCの設計などDesign for SiPという配慮が必要と指摘されました。 また製造技術面では多段のLSI構造には薄いWaferの実現、ワイヤボンディングの改良などの配慮が必要と指摘され人間の頭髪ダイアメータ程度にWaferを薄くする手法やダイボンディングの技術とワイヤボンディングの方式にも触れて説明されました。今後の展開としては3次元多段方式のSiPと平置き方式の両面でいろいろな方式がアプリケーションごとに展開される可能性が指摘されました。 |
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なお赤沢 様のご講演詳細は当協会発行のEncore誌に掲載される予定です。楽しみにお待ち下さい。研修委員会では会員の皆様に有益なテーマと講師の発掘に鋭意努力しておりますので皆様の変わらぬご支援、ご鞭撻をよろしくお願い致します。 | |||||||
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12月度研修会 | |||||||
SSIS 半導体シニア協会 会長 川西 剛 研修委員長 中原 紀 |
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研 修 会 の お 知 ら せ |
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拝 啓 時下ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。平素はSSISにご理解を賜り有難う存じます。 さて2007年最後の12月度研修会ではかねて会員の皆様からもテーマとしてご要望を頂いているMEMSについての総合的なご講演を東北大学の江刺 正喜 先生にお願いする運びとなりました。 江刺 先生はMEMS分野ではご高名の方で会員、非会員の皆様にはMEMSについて知見を広める上で絶好の機会と存じます。 会員、非会員を問わず皆様のふるってのご参加をお待ちしております。 なお講演会終了後には懇親会を開催しており研修会にご参加の方はどなたでも参加できますのでこの懇親会を人材・人脈交流の場、あるいは貴重な情報交流の場としてぜひご活用下さい。聴講ご希望の方は下の申込票により事務局までお申込み下さい(E-mail申込も可。その場合お名前・会員/非会員の別・連絡先を明記下さい)。 |
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敬 具 | |||||||
【12月度研修会】 | |||||||
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SSIS事務局行(Fax:03-5366-2487 E-mail:info@ssis.or.jpでも承ります) |
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お名前: Tel: (個人会員でない方の場合は団体名もご記入下さい): |
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< 講 演 内 容 > | |||||||
1.自動車・家電(静電浮上回転ジャイロ 他) 2.情報・通信(マルチプローブデータストレージ 他) 3.製造・検査(ガラスプレス用SiCモールド 他) 4.医療・バイオ(極細光ファイバ血圧センサ 他) 5.集積化MEMSと産業化の問題点 |
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< 講 演 要 旨 > | |||||||
MEMS(微小電気機械システム)は、半導体微細加工技術を発展させて機械・電子・光・材料などを組合せ、シリコンチップ上に回路だけでなく微細構造体あるいはセンサや運動機構などを一体化し、システムの鍵を握る部分に使います。 MEMSの現状として、シリコンのリング回転子が静電力に浮上して回る回転ジャイロなどのMEMSセンサ、マルチプローブデータ記録装置や超並列電子線描画装置のような配列構造MEMS,ワイヤレス機器のオンチップフィルタやリレーのようなRFMEMS、ロボットなど移動機器や小型ガスタービン発電機のような動力系に使うPower MEMS、あるいは低侵襲医療用の能動カテーテルや極細血 圧計のような医療用MEMSなどを紹介します。また研究開発の効率を高める、設備共用やオープンコラボレーションによる情報共有などの試みと今後の展望について議論します。 |
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< 講 師 紹 介 > | |||||||
江刺 正喜 氏 東北大学 大学院工学研究科・教授 マイクロナノマシニング研究教育センター・センター長 1971年 東北大学工学部電子工学科卒業、1976年同大学院博士課程終了 1981年 東北大学工学部助教授 1990年 同 教授 に就任現在に至る。 現在 東北大学大学院工学研究科 マイクロナノマシニング研究教育センター・センター長 半導体センサ、集積化システム、MEMSの研究に従事 〈著書〉「半導体集積回路設計の基礎」培風館(昭和56年)、 「電子情報回路T,U」昭晃堂(平成元年)、 「マイクロマシニニングとマイクロメカトロニクス」培風館(平成4年) 他 〈受賞〉 日本IBM科学賞(平成5年)、SSDM Award(平成13年)、 第3回産学官連携推進会議文部科学大臣賞(平成16年)、 河北文化賞(平成17年)、紫綬褒章(平成17年) 他 |
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10月度研修会 | |||||||
SSIS 半導体シニア協会 会長 川西 剛 研修委員長 中原 紀 |
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研 修 会 の お 知 ら せ |
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拝 啓 時下ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。平素はSSISにご理解を賜り有難う存じます。 さてSSISの研修会では新しい集積回路技術の一環として注目されているSiP(System in Package)技術、商品動向とその応用市場の最新動向について当協会の賛助会員会社であるルネサス テクノロジ社でご活躍の専門家にご講演を頂くことになりました。このような最先端の高度集積技術における最新の技術、市場動向のお話が伺えるのは滅多にない機会と存じます。 会員、非会員を問わず皆様のふるってのご参加をお待ちしております。 なお講演会終了後には懇親会を開催しており研修会にご参加の方はどなたでも参加できますのでこの懇親会を人材・人脈交流の場、あるいは貴重な情報交流の場としてぜひご活用下さい。聴講ご希望の方は下の申込票により事務局までお申込み下さい(E-mail申込も可。その場合お名前・会員/非会員の別・連絡先を明記下さい)。敬具 |
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【10月度研修会】 | |||||||
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SSIS事務局行(Fax:03-5366-2487 E-mail:info@ssis.or.jpでも承ります) |
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お名前: Tel: (個人会員でない方の場合は団体名もご記入下さい): |
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< 講 演 内 容 > | |||||||
1.システムソリューションへのアプローチ 2.システムから見たSiPの必要性 3.ルネサスSiPの一貫設計 4.SiP製品適用事例 5.SiP製造技術 |
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< 講 演 要 旨 > | |||||||
ユビキタス・ネットワーク時代の半導体ニーズはますます多様化してきており,それらを実現するデバイス・イノベーションにおいて,SoC(system on a chip)のプラットフォーム化と先端SiP(system> in package)の重要性が増してきている。中でもSiPが採用される応用製品が広がりつつあり,開発期間の短縮,メモリーの大容量化,バスの高速化,メモリー・インタフェースの高速化,アナログ回路の高機能化への対応など,SiP設計技術への期待も大きくなってきている。今回は多様な応用分野で使われているSiP製品の具体的な例を示しながら,システムから見たSiPのニーズ,課題を深く掘り下げて,設計技術,実装技術に求められるのは何か,今後の方向がどうなるかなどを説明する。 | |||||||
< 講 師 紹 介 > | |||||||
赤沢 隆 氏(株) ルネサステクノロジ システムソリューション統括本部 SiP開発センタセンタ長 1973年 日立製作所半導体事業部入社 ロジックLSI開発に従事 1980年 デジタルシグナルプロセッサなど通信画像用LSI開発に従事 1999年 SiP開発に初めて着手(当時はMCM) 2003年 ルネサステクノロジ設立 継続してSiP開発 2005年 SiP開発センタ センタ長 今日に至る |
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5月度研修会速報 | |||||||
研修委員会 | |||||||
5月度はかねてご案内の通り日立製作所 中央研究所 システムLSI研究部 研究主幹 河原 尊之 様から2007年度ISSCCの概況についてご講演を頂きました。ISSCCは半導体集積回路関係の国際会議として今年は54回目を迎え参会者は約3600名に達したとのことです。今年は投稿論文数で昨年680編に比較して637編と初めて減少したのが特徴でこれは米国、日本からの投稿数がそれぞれ約30%減となったのが影響していますが発表論文として採択された論文数は223編、約40%の合格率で15年前の1992年が77編であったのに対比するならば大幅な増加と指摘されました。 ここで注目されるのは米国からは投稿数は減少しているが採択率は変わらないのに比較して日本からは投稿数が減少した上に採択率も低下していることが指摘されました。一方今年度は韓国からの投稿、採択が大幅に増加、米国、日本に次ぐ第3位の地位を台湾が韓国に譲った年となりました。韓国はSamsung、KAISTその他からの投稿で来年も第3位を持続できるかが注目されるとのご指摘もありました。 今年の一つの特徴がAnalog/Wireless関連の発表が約半数を占めたことで日本からはDigital関係の採択論文では善戦したもののAnalog関係の採択論文が0で半数以上を占める欧米に比較して残念な結果となったとのことです。アナログ関連の論文では60GHzミリ波CMOSIC、90ナノプロセスによるコンバータの低電圧化、0.8ボルト電源で動作するNyquist ADコンバータ、ワイアレス高速データ化、Ultra Wide Bandの出現、WCDMA/CDMA2000/TD-SCDMAトランシーバ、TV Tuner/RFIDなどの発表が紹介されました。新デバイスの部門としてはImager、MEMS、Medical、Displayとやや統合を欠きますが日本からはCMOSイメージセンサー、スタンフォード大学からは磁気抵抗バイオセンサー、また磁界との相互作用を利用したCMOSワンチップ電子コンパスなどが発表されたとのことです。 技術動向のトピックスとしてはProximity data Power Transmission の手段として静電容量結合通信、電磁誘導通信などがSiP(System in Package)内では利用される可能性の紹介がありました。またEmerging Device(新興型のデバイス)部門では今年度は不作、どこへ行くのか疑問が提起されました。この中にはカーボンナノチューブとCMOSとの組み合わせによるRing Oscillatorなども紹介されたとのことです。 なおご講演の詳細は当協会の機関紙Encoreに掲載される予定であり楽しみにお待ち下さい。 研修委員会では会員、非会員の皆様にお役に立つ研修会および特別講演会のテーマ探索に鋭意努力を重ねておりますので引き続き皆様の変わらぬご支援をよろしくお願い致します。 |
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4月度研修会速報 | |||||||
研修委員会 | |||||||
4月度の研修会はかねてご案内の「半導体が握る一国の盛衰」と題して元日立専務、元
ソニー専務の要職を占められたテクノビジョン代表 牧本 次生 様にご講演頂きました。新宿厚生年金会館の会場は満席の盛況となりご参加頂いた皆様に厚くお礼申しあげます。 牧本様から先ずトランジスタの発明が齎した新しいエレクトロニクス商品の数々の中で日本のメーカがグローバルスケールでパイオニアの役割を占めてきた背景、この中でやはりIBM PCに象徴されるマイクロプロセッサ応用商品の登場がいわゆるディジタル革命を齎しそれが今日も様々なエレクトロニクス商品の誕生を牽引している状況を説明頂きました。次いでGDPの1%、約5兆円の半導体デバイス産業の波及効果はGDPの約40%に達するとの指摘がありました。なお半導体製造装置、半導体結晶その他材料を含め半導体関連産業の規模は約7.5兆円、これが日本の国際競争力の一環を支えていると推定されます。 次に半導体産業の進化という観点から突然変異的な進化、指数関数的進化、周期性を伴う進化の三つを指摘され、特に周期性を伴う進化はMakimoto’s Waveとして知られる標準化指向とカスタム化指向の交代サイクルを説明される中で現在は製造方式の標準化と応用面でのカスタム指向の時代と指摘されました。 日本の半導体メーカのグローバル占有率は1990年をピークとして低下傾向が続いている状況が説明され、この要因としてアナログの波からディジタル第一波への遷移で日米の逆転、そして今日ディジタル第二波の時代に入って日本は緒戦をリード、しかし今後競争激化の波に晒されている状況を説明されました。これは2006年の半導体トップ10で米国が4社、韓国2社、日本2社、ヨーロッパ勢が2社という状況で1989年のトップ10とは大きく様子が変わっていること、そしてその敗因がディジタル革命への乗り遅れその他5つの要因によっていることを指摘されました。このような日本半導体の挑戦課題として特に大学における半導体教育と研究の活性化、産官学のトップによる半導体戦略協議機関の設立が提案されました。 最後にディジタル第二波の時代に向かって日本半導体は“日はまた昇る”の兆しを見せていると指摘され牧本様の作詞による“日はまた昇る半導体”という応援歌のCDを聞かせて頂きました。牧本様の半導体立国日本への並々ならぬ情熱には改めて敬意を表する次第です。なおご講演の詳細は当協会機関紙Encoreに掲載されますので楽しみにお待ち下さい。 研修委員会では会員の皆様あるいは非会員で半導体産業にご関心をお持ちの皆様に魅力ある研修セミナーの機会をご提供できるよう努力を続けておりますので皆様からのご支援をよろしくお願い致します。 |
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5月度研修会 | |||||||
SSIS 半導体シニア協会 会長 川西 剛 研修委員長 中原 紀 |
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研 修 会 の お 知 ら せ |
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拝 啓 時下ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。平素はSSISにご理解を賜り有難う存じます。 さてSSISの研修会では毎年、国際固体回路会議(International Solid-State Circuits Conference、略称ISSCC)に見られる注目すべき技術開発動向について同会議にご出席された有識者の方にご講演をいただいていております。このISSCCは今年で54年目を迎える半導体関連の国際会議としての長い伝統を有しており、この会議で発表される技術開発の成果が2〜3年先の半導体製品の商品化動向を示唆するという点で、また全世界から研究開発の成果発表者が参加する会議という点で、半導体開発の国際競争力を競う場としても定評があります。今年は米国、日本が前年に比較して共に論文数が約30%のダウンしたものの依然として1位と2位を確保している中で韓国勢が論文数で大幅増と伝えられています。 今回は、これまでにもこの国際会議に度々ご出席されている、(株)日立製作所の河原 尊之氏(中央研究所 システムLSI研究部 主管研究員)をお迎えして2007年度のISSCCの概況についてご講演いただきます。会員、非会員を問わず皆様のふるってのご参加をお待ちしております。 なお講演会終了後には懇親会を開催しており研修会にご参加の方はどなたでも参加できますのでこの懇親会を人材・人脈交流の場、あるいは貴重な情報交流の場としてぜひご活用下さい。聴講ご希望の方は下の申込票により事務局までお申込み下さい(E-mail申込も可。その場合お名前・会員/非会員の別・連絡先を明記下さい)。 |
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敬具 |
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【5月度研修会】 | |||||||
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SSIS事務局行(Fax:03-5366-2487 E-mail:ssis@blue.ocn.ne.jpでも承ります) |
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お名前: Tel: (個人会員でない方の場合は団体名もご記入下さい): |
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< 講 演 内 容 > | |||||||
1.ISSCC-2007全体概要 2.ISSCC-2007採択論文数に見る地域別傾向 3.ISSCC-2007に見るアジア半導体の隆盛 4.サブコミッティごと重要論文 |
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< 講 演 要 旨 > | |||||||
ISSCC(International Solid-State Circuit
Conference)は半導体集積回路技術関連の最も権威ある国際会議であり、半導体集積化電子回路技術およびシステム集積化技術に関する世界最先端の研究成果の発表の場であると共に、ICの設計・応用エンジニアに、技術レベルの維持向上と先端エキスパートとの交流の機会を与える場でもある。今年の会議では、「IC革新の4つの次元」がテーマに取り上げられた。これは、プロセス・デバイス・回路・システムの相乗効果により、囁かれる微細化の限界を越えて更なる性能向上を図ることを謳ったものである。これを基調に今後の半導体の動向を具体的に示す論文が発表された。これらの動向を述べる。更に、最近台湾からの論文数の伸びが著しく、今後は中国本土やインドなどからの論文も期待されているが、これらの動向についてもふれる。 |
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< 講 師 紹 介 > | |||||||
河原 尊之 氏 (株)日立製作所 中央研究所 システムLSI研究部 主管研究員 1983年 九州大学 理学部(物理)卒業 1985年 同大大学院理学研究科修士課程物理学専攻修了 同年 (株)日立製作所入社.以来,低電力・低電圧メモリ回路の研究に従事. 現在 中央研究所 システムLSI研究部主管研究員.工博.IEEEフェロー. |
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3月度研修会速報 | |||||||
研修委員会 | |||||||
3月度はかねてご案内のとおり団塊の世代の多くが定年退職を迎える初年度としての2007年問題とも言われる状況に因んで生涯現役社会の論客としてご高名な慶応大学の清家 篤教授をお迎えして「生涯現役社会の条件」と題してご講演を頂きました。新宿厚生会館の会場はほぼ満席の盛況となり週末にご出席頂いた皆様には厚くお礼申しあげます。 清家 教授は先ず日本が世界でも例を見ない高齢化社会になろうとしている状況を指摘され、高齢化、少子化社会が国民所得と相関があること、出生率が1980年代の終わりごろ1.57に下落、いわゆる丙午の1966年での出生率1.58を切り、現在は1.26になっていること、また韓国では1.08、台湾が1.2と東アジアで共通の少子化問題とに言及されました。このような傾向が続くと人口構成はピラミッド型から25年後には逆三角形の逆ピラミッド構造へと変化が確実視され高齢者一人当たりの年金を減らさざるを得ない状況の到来が予想され、これを避ける最善の策が生涯現役社会であり日本はこの実現には好ましい条件に恵まれていると指摘されました。それは日本の高齢者が先進国の中で最も働く意欲が高く、60歳代前半では男子で81%、女性で60%と格段に高いことによっているためで団塊の世代は労働力の宝庫、2007年問題はチャンスとも指摘されました。 生涯現役社会の実現には就労者が一人前になるまでは年功的賃金は維持しながら一人前になれば各人の貢献度に応じて賃金を決めること、職務の担当者としての労力、能力を活かすようにし高齢者を邪魔にしない風土づくりの必要を指摘され、日本の中小企業に見られる生涯現役のモデルとして多くの例を具体的な事例を挙げて説明頂きました。その中には前川製作所での90歳でそろそろ退職という事例、またソフトウエアハウスの事例ではソフトウエア開発能力の高い若年層とその生産管理マネージメントを担当する高齢者との役割分担の事例、あるいはオートバイのメーカで60歳代の技能工(熟練工)の地元志向で能力が高いことを活かした事例、さらに60歳以上のウイークエンド社員を募集、設備の稼働率を上げて“3方1良得”の事例など紹介され最後に会社人間ではなく仕事人間になることの重要性を指摘されました。ご講演の詳細は当協会会員向けの機関紙Encoreに掲載されますので楽しみにお待ち下さい。 研修委員会では会員の皆様に魅力ある研修会の開催に鋭意努力を続けており引き続き皆様のご支援をよろしくお願い申しあげます。 |
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4月度研修会 | |||||||
SSIS 半導体シニア協会 会長 川西 剛 研修委員長 中原 紀 |
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研 修 会 の お 知 ら せ |
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拝 啓 半導体シニア協会主催の研修会には平素ご理解とご協力を頂き厚くお礼申しあげます。 さて、さて4月度の研修会では日本の半導体産業に半世紀に亘り従事されてきた牧本 次生 様をお迎えして日本の半導体立国への再挑戦についてご講演を頂きます。 牧本 様は最近の著作「一国の盛衰は半導体にあり」の中で半導体立国の重要性について熱い思いを語っておられますが今回の研修会ではその詳細に触れて頂けると期待しております。このようなご講演は滅多に聴く機会がない貴重な機会と存じますので会員・非会員を問わずご関心のある方々多数のご参加をお待ちしております。 なお研修会終了後に恒例の懇親会を開催します。研修会にご出席の皆様はどなたでもご参加頂けます。この懇親会を人脈交流、情報交換の場としてご活用下さい。 聴講ご希望の方は下の申し込票により事務局までお申込み下さい(E-mail申込も可。その場合お名前・会員/非会員の別・連絡先を明記下さい)。敬具 |
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【4月度 研修会】 | |||||||
講演:半導体が握る一国の盛衰 講師:牧本 次生 氏 テクノビジョン コンサルティング 代表 会期:4月12日(木) 17:00〜18:30 講演会終了後 懇親会を催します。 会場:厚生年金会館 ウェルシティ東京 (新宿区新宿5-3-1) 参加費:会員=3,000円,非会員=6,000円 (参加費は当日会場にて申し受けます) なお、非会員の方は当日入会可です。 |
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SSIS事務局行(Fax:03-5366-2487 E-mail:ssis@blue.ocn.ne.jpでも承ります) |
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お名前: Tel: (個人会員でない方の場合は団体名もご記入下さい): |
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< 講 演 内 容 > |
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< 講 演 要 旨 > | |||||||
このところ、日本半導体の勢いがさえない。 資源乏しいわが国において半導体はかけがえの無い産業であり、国の将来を支える最重要分野である。半導体の復権なくして国の将来発展は望めない。 半導体産業そのものはGDP比1%程度に過ぎないが、電子産業をはじめ情報通信産業、自動車輸送産後湯、医療・計測産業、さらには金融・物流の分野に到るまで、その高度化には半導体の技術革新が不可欠である。半導体の影響はGDP比40%にもおよぶ。 戦後、「安かろう、悪かろう」のイメージを一新したのは半導体であり、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の背景には世界をリードする半導体があった。その歴史をもう一度冷静な目で見直してみる必要がある。その勝因は何であったのか?そして、90年代以降に「地すべり的大敗」を喫した敗因は何であったのか? 市場構造の転換(ポストPCへの動き)、市場の地域シフト(日米中心からアジアへ)、産業構造モデルの変化(水平構造の拡がり)、産官学連携のありかた、日米半導体協定のインパクトなどについてその影響を考察する。 これからの半導体分野の強化のために、官と民のレベルで推進すべき重点施策は何かについての所信を述べさせていただく。 最後に日本半導体への応援歌「がんばれ!ニッポン、日はまた昇る半導体」を紹介したい。 |
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< 講 師 紹 介 > | |||||||
牧本 次生 氏・テクノビジョンコンサルティング 代表 | |||||||
昭和34年 東京大学卒業、(株)日立製作所入社 以来 半導体事業部長、専務取締役等をつとめる。 昭和41年スタンフォード大 修士、昭和46年東京大 工学博士。 平成12年 ソニー(株)へ。執行役員専務・顧問を経て 平成17年 テクノビジョンコンサルティングを設立し代表に。 東京大学・東洋大学・早稲田大学等で教鞭を執ったほか、半導体新世紀委員会の委員長、半導体産業研究所の理事長・所長も歴任。国内外の社外役員も多数。平成15年-17年にはエレクトロニクス実装学会会長。 昭和48年・市村賞/昭和54年・IR-100受賞、平成16年・Bellwether Award受賞。平成9年IEEE Fellow。 |
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3月度研修会 | |||||||
SSIS 半導体シニア協会 会長 川西 剛 研修委員長 中原 紀 |
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研 修 会 の お 知 ら せ |
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拝 啓 半導体シニア協会主催の研修会には平素ご理解とご協力を頂き厚くお礼申しあげます。 さて、今年初回となる3月度の研修会では、2007年いわゆる団塊の世代最初の大量退職者を迎える年に因んでかねて「生涯現役社会」論でご高名な慶応義塾大学の清家 篤 先生をお迎えして定年後の様々な社会的活動の可能性についてご講演を頂くことになりました。最近の調査によりますと定年を迎える方々の殆どが定年後も何らかの活動に従事したいとの意向を表明していると伝えられます。非常にご多忙の中を当協会主催の研修会でご講演を引き受けて頂いた清家先生から直接お話を伺えるのは本当に滅多にない機会と存じますので会員、非会員を問わずご関心のある方々多数のご参加をお待ちしております。 なお研修会終了後に恒例の懇親会を開催します。研修会にご出席の皆様はどなたでもご参加頂けます。この懇親会を人脈交流、情報交換の場としてご活用下さい。 聴講ご希望の方は下の申し込票により事務局までお申込み下さい(E-mail申込も可。その場合お名前・会員/非会員の別・連絡先を明記下さい)。敬具 |
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【3月度 研修会】 | |||||||
講演:生涯現役社会の条件 講師:清家 篤 氏 慶應義塾大学 商学部 教授 会期:3月9日(金) 17:00〜18:30 講演会終了後 懇親会を催します。 会場:厚生年金会館 ウェルシティ東京 (新宿区新宿5-3-1) 参加費:会員=3,000円,非会員=6,000円 (参加費は当日会場にて申し受けます) なお、非会員の方は当日入会可です。 |
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SSIS事務局行(Fax:03-5366-2487 E-mail:ssis@blue.ocn.ne.jpでも承ります) |
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< 講 演 内 容 > |
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1.少子高齢化の衝撃 2.生涯現役社会を目指せ 3.生涯現役社会実現のための雇用制度変革 4. 競争への対応との整合性 5. ますます大切になる能力開発 6. 豊かな高齢社会を迎えるために |
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< 講 演 要 旨 > | |||||||
日本は今、世界に類を見ない高齢化を経験しつつある。これは、長寿と少子による構造的な変化であり、われわれはその構造変化を前提に、経済、社会の仕組みを変えていかなければならない。そのポイントの一つは、働く意思と仕事能力のある高齢者が、その能力をできるだけ発揮できるような、生涯現役社会を実現することだ。幸い日本の高齢者の就業意欲は高い。問題はその意欲の発揮を阻害する定年退職制度など年齢を基準とした雇用制度だ。必要なのは、年齢や勤続等を基準としない雇用制度への転換である。 |
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< 講 師 紹 介 > | |||||||
清家 篤 氏 慶應義塾大学 商学部 教授・商学博士 (専攻:労働経済学) |
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1978年
慶応義塾大学経済学部卒業。同大学大学院商学研究科博士課程終了。 同大学商学部助教授を経て、 1992年 同大学商学部教授 現在に至る。 この間、カリフォルニア大学客員研究員、ランド研究所研究員、経済企画庁経済研究所客員主任研究官等を歴任。現在、労働政策審議会委員(厚生労働省)、国民生活審議会委員(内閣府)、行政改革推進本部専門調査会座長代理(内閣官房)などを兼務。 主な著書に『エイジフリー社会を生きる』NTT出版(2006年)、『高齢者就業の経済学』(共著)日本経済新聞社(2004年:2005年第48回日経・経済図書文化賞受賞)、『生涯現役社会をめざして』日本放送出版協会(2003年),『勝者の代償』(訳)東洋経済新報社(2002年)など。 |
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