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理事長就任に当り
吉澤 六朗

平素より半導体産業人協会の活動に格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
この度、2025年度社員総会後の理事会において理事の皆様にご推挙いただき、第6代理事長に就任いたしました。
当協会は1998年1月に、半導体分野の経験者が集まって懇親や研修の機会を広げるとともに日本半導体の応援団としての役割を意図し個人会員87名、賛助会員37社・団体にて、任意団体・半導体シニア協会として発足しました。その後2009年に一層の社会貢献活動を意識して一般社団法人に改組し、更に2011年には活動の範囲を広げるべく半導体産業人協会(英文名:SSIS=Society of Semiconductor Industry Specialists)と改称し今日に到っています。
その活動の基本は「設立趣意」に記すとおり「半導体産業に長年携わり多くの経験と知識を培われた方々に事情の許す限り末永く活躍して頂いて、国の内外を問わず半導体の永続的な発展に寄与して頂く」ことにあります。
当協会の特徴は、幅広いネットワークや多彩な経験をベースとした豊富な知識を持つ個人会員とその理念に賛同していただいた賛助会員(企業・団体)によって構成されていることです。また、若い現役の方々にも入会いただいています。これら会員各位の持つ多様な知識を組み合わせることにより、様々な可能性を生み出しています。これが当協会の持つ特徴です。
ここ数年来、半導体はAIを中心とした世界的な需要増と安全保障からの地政学的な先鋭化に伴い我が国における半導体関連産業もその川上から川下まで目まぐるしく変化しています。また半導体関連の人材は逼迫しており、実務経験者の持つ有用な知見を現役の皆様にどのように伝えていくかも喫緊の課題となっています。このような中で、特に人材育成への貢献(各種教育の実施)、人材のマッチング活動や会員企業・団体への情報提供(当協会がまとめた市場データの提供、各種調査結果の提供)などの分野で、当協会の会員が中心となってそれらに応えています。また、半導体の発明から今日に到るまでの産業の歴史やそれらに関連した話題などを系統的に纏めた半導体歴史館の運営や当協会の会報誌(Encore)の定期発行も当協会の大きな財産です。更に各種の文化的・啓蒙的な催事を実行しており、会員の皆様から大きな支持をいただいています。
当協会は、時代の要請に合わせつつ会員の皆様のご期待により一層沿えるように活動を尚一層発展させていく所存です。
会員の皆様におかれましては今後とも当協会へのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
以上
2025年4月吉日