一般社団法人半導体産業人協会


第7回 YMK会 講演会・懇親会の報告

日差しに春を感じる3月、第7回YMK会 講演会、懇親会を盛会の中で実施致しました。
講師の藤井嘉徳氏は元・東芝で国際事業部、半導体事業本部、WSTS日本協議会、EIAJ半導体調査統計委員会、等々で活躍され、現在、SSIS歴史館委員会や編集委員会等の業界活動、母校の慶應義塾大学では、国際政治経済の分野における学術研究団体の幹事長を務めておいでです。
また、趣味は多岐にわたり、歴史全般、昭和史についての情報収集、古生代・中生代の古代生物の研究、戦史・日本海軍連合艦隊に関する分析と研究、等々。

A.講演会

日時
2017年3月10日(金) 午後4時~5時45分(6時に閉会)
場所
かながわ県民センター3F 306号室
横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2 電話045-312-1121  
(横浜駅西口北出口から徒歩5分)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html
講師
藤井嘉徳氏
講演
『古代日本の深層 ~邪馬台国と卑弥呼の謎、そして聖徳太子の実像~ 』
Ⅰ. 日本における歴史の時代区分
Ⅱ. 邪馬台国と卑弥呼の時代
Ⅲ. 古代日本の原風景
Ⅳ. 飛鳥時代と聖徳太子
Ⅴ. 倭から日本への覚醒
参加者
(順不同、敬称略)
藤井嘉徳、伊藤 達、内田康臣、真鍋研司、高橋令幸、清水秀紀、山崎俊行、野澤滋為、
田辺 功、金澤雅義、家田哲郎、角井宣治、柏木正弘、内山雅博、梅田治彦、野中敏夫、
川本佳史、伏木 薫、北村嘉成、中尾誠男、高畑幸一郎、岩本永三郎、渡壁弥一郎、
日高義朝、 島 亨、(24名)

講演要旨

会場風景1

近年、日本史ブームが訪れ、書店や図書館には、関連する書籍であふれています。今回の講演会では、とりわけ、歴史ファンならずとも、日本人なら誰しもご存知の邪馬台国に都する倭の女王、卑弥呼と、飛鳥時代に活躍した聖徳太子にスポットライトをあてます。古代史最大の謎の1つ、邪馬台国はいったいどこにあったのだろうか。そして、卑弥呼はどのような人物だったのだろうか。

昭和の時代、長きにわたって千円札や1万円札にも登場した国民にもなじみの深い聖徳太子は、近年、徐々にそのイメージ像が変わりつつあり、その実在性も揺ら ぎつつある。二つのテーマに関し、古書など、様々な客観資料を紹介しながら多面的な分析を加えつつ、プレゼンター独自の見解もご紹介します。
この週のTV放送でも来年からの教科書には「厩戸皇子(聖徳太子)」と聖徳太子が(カッコ)書きされると報じられ物議をかもしていたところである。

講演内容についてのアウトライン

会場風景2

  1. 日本史のレビュー
    ①日本の歴史区分 ~先史から有史~
    ②天皇紀の諡名(おくりな)から推測しうる神話から実話への非連続境界線
  2. 古代歴史書の特徴とその資料信頼性の見方
    ①日本の歴史書:記紀、風土記  歌集:万葉集 等
    ②中国の正史: 漢書地理史、魏志倭人伝、随書倭国伝、旧東書、新唐書
  3. 邪馬台国と卑弥呼の謎
    ①弥生後期から古墳時代にかけての古代日本の姿
    ②古代中国の政治的事情と、倭国、卑弥呼の実像
    ③シャーマニズムと古代天文学 および 太陽の黄道
    ④邪馬台国の歴史論争、九州説、近畿説、他の紹介
    ⑤奴国や投馬国、邪馬台国の輪郭、所在の考察
  4. 聖徳太子の実像に迫る
    ①飛鳥時代、その歴史的風景
    ②日本書記と中国の正史との記述の相違点
    ③聖徳太子の功績についての評価
    ④聖徳太子の実在性に関する検証
  5. 倭国から日本への覚醒
    ①日本の言語特殊性 口誦文化  
    ②文字の表音文化から表意文化への軸足移動

質疑応答

韓国史からの質問や天皇陵への質問、等々歴史への聴衆の強い関心がしのばれ、藤井講師のYMK会での次回の講演が楽しみになってきた。

熱演する講師1

熱演する講師2


B.懇親会

日時
2017年3月10日(金) 午後6時~8時半
場所
『咲くら 横浜店』電話050-5815-7176
横浜市神奈川区鶴屋町2-17-1(相鉄岩崎学園ビルB1)
(かながわ県民センターから徒歩2分、横浜駅西口北出口への途中の岩崎学園ビルのB1)
http://r.gnavi.co.jp/g068263/
参加者
(順不同、敬称略)
藤井嘉徳、梅田治彦、野中敏夫、家田哲郎、角井宣治、高畑幸一郎、渡壁弥一郎、
野澤滋為、高橋令幸、柏木正弘、内山雅博、真鍋研司、清水秀紀、川本佳史、山崎俊行、
田辺 功、日高義朝、島 亨、(18名)

いつものように侃々諤々、賑やかな楽しい懇親会となり話題が沸騰した。 次回、第8回YMK会へのご出席を期待します 。

日高義朝、島 亨(文責) 以上

YMK世話役:
島 亨 toru.shima@ezweb.ne.jp 携帯:090-8774-9487
日高 義朝 yh24217957@shi-g.com 携帯:090-9343-8084

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