一般社団法人半導体産業人協会


SSIS第8回「多摩会」(講演会・懇親会)報告

本年2月の第7回に続いて、今回も講演会と懇親会の2部構成で以下のように実施しました。今回も、現役の方が参加しやすいように土曜日の開催と致しました。

1.日時

2017年10月28日(土) 15:00~19:30

2.場所

八王子東急スクエアビル(八王子駅前)内
〒192-0083 八王子市旭町9番1号

  1. 講演会‐八王子学園都市センター第5セミナー室 八王子東急スクエアビル 12F
  2. 懇親会‐スカイラウンジ・クレア 八王子東急スクエアビル 11F

3.出席者

多摩会会員だけでなく、関東地区のSSIS会員の方々にも参加を呼び掛け、下記の方々にご出席いただきました。多摩会会員10名、関東地区のSSIS会員10名であり、前回よりも9名減りましたが、多くの方々に参加いただきました。

内海 忠、川那部 隆夫、栗原 岩雄、 喜田 祐三、金原 和夫、高橋 令幸、野中 敏夫、 向 喜一郎、村田 純 、島 亨 、
野澤 滋為、中尾 誠男、 角井 宜治、内山 雅博、柏木 正弘、 福田 弘 、 加藤 重道、藤井 嘉徳、牧本 次生、川本 佳史
(敬称略、順不同で記載)

4.講演会

1.講演テーマ:「城を好きになっている人生」

2.講師:角井 宜治氏

講師の略歴など

1949.03.07
大阪府枚方市で誕生。歩いて5分の山の上にある枚方小学校(今年、創立145年)に入学し、大学卒業まで自宅から通学。
1971
大阪大学 基礎工学部 電気工学科を卒業。4月、日立製作所に入社、当時の武蔵工場(小平市)に勤務。以来、半導体の製造に従事し、ドイツの工場へ2度の出向も経験。
2009
ルネサスを定年退職。
2014
勤務していた半導体関連の会社を、65歳で退職。

3.講演の概要

今回は、以下の項目で講演をいただきました。

  1. 天守閣が現存する12城を訪れて
  2. 城の歴史 ~古代から近世の城、古代の城群、中世の城~
  3. 城の基礎・豆知識
    立地と城郭の種類、縄張りと曲輪の形式 堀と土塁、石垣の優美さ、櫓と天守閣 城の防御
  4. 山城と歴史で有名な城
  5. 広大な城郭の城
  6. 私の好きな城

角井さんが城をすきになりだしたのは大学生のころで、これまでに訪れた城は、 200以上ということです。その中で江戸時代からの天守閣が現存している 有名な12城については、実際に行かれた時に撮影された天守や 天守から見た風景などの写真を基にそれぞれの城の良い点や見どころなどを紹介いただきました。

城とは外敵から身を守るために土を盛ったものが始まりであり、その意味では日本には25,000以上の城があったようです。その中で、最も古い城が弥生時代の吉野ケ里遺跡であることは、驚きです。それ以降、築城技術の要素である「曲輪」「石垣」「城門・桝形」 「櫓・天守」「堀」「土塁」などが時代とともに進化したようです。また、城はその立地条件により、「山城」「平山城」「平城」「水城」に 分類されます。近世以降の城はほとんどが「平山城」であります。

最近では、城からの景観が良いことから「山城」に興味を持つようになり、体を鍛えて体力をつけるようにしているとのことでした。 また、城を訪れた時には、ボランティアガイドの方に説明いただく ことで、普段では気づかないことを発見できる楽しみがあることなど、城を訪れる際に役に立つことを教えていただきました。城について今まで以上に興味を抱くようになった講演でした。

城については、参加者の方々も身近に感じておられ、 それぞれご自身の経験も含め、質問や活発な意見交換が行われました。

5.懇親会

懇親会では、金原さんのご発声により、ビールで乾杯した後、各自それぞれ食事と日本酒や焼酎やワインなどを楽しみながら談笑いただきました。 2時間半の飲み放題の時間でしたが、皆さんそれぞれの小人数での議論などで盛り上がっておりまし た。

皆さんに近況などを報告いただき、 たいへん有意義で楽しい時間を過ごすことができました。和気あいあいのうちに多くの情報交換ができ、親睦を深めることができたと思われます。

6.今後の予定

多摩会では、文化活動の一環として今後も会員相互の親睦と情報交換の機会を計画します。

次回は来年2月下旬か3月上旬の予定です。多くの方々にお気軽に是非ご参加頂きたく、宜しくお願いいたします。

謝辞

報告書の作成に当たり、島 亨氏、高橋 令幸氏に写真撮影および提供をいただきました。ここに深く感謝いたします。

文化活動委員会 多摩会幹事 川本佳史

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